世の中には、血糖値が高くなるだけでなく、逆に低くなる病気もあります。
正常値の血糖値が、何らかの症状により低い状態になり、その状態が継続すると身体に様々なダメージを与えます。
このような状態は、脳の機能を悪化させるとされ、最悪の場合では死に至る危険性もあるとされます。
低い血糖値の症状は、主にハードな運動を行なった後や、空腹時などに表れます。
低血糖の症状は、血糖の測定値が60mg/dl以下になると「低血糖」と診断されます。
通常は、何となく低血糖を自覚した際に、甘いドリンクやコーヒーをコップに一杯ていど飲めば、もし低血糖の場合ならば、直に症状は改善します。
尚、このような血糖値が低い状態が何度も頻繁に続くようならば、何らかの病気の可能性が考えられます。
血糖値が低い病気として代表的なものには、「高インスリン血症」があります。
高インスリン血症とは、インスリンの分泌が過剰になる病気です。
これには、インスリン抵抗性が関係しており、食後の血糖値上昇を抑えるために、インスリンの分泌が過剰になり、高血糖から低血糖へ一気に下がることになります。
高インスリン血症の主な要因は、膵臓のインスリン生成が過剰になることです。
この症状は、ときとして糖尿病の引き金となる場合もあるので、インスリン抵抗性のある人は、病院での検査を受けてみることをお勧めします。
高インスリン血症と並び、血糖値が低い症状を伴う病気が「インスリノーマ」です。
この病気は、膵臓に腫瘍が発生するというもので、「膵内分泌腫瘍」とも呼ばれています。
症状の特徴は、血糖値が低い状態が継続することで、改善させるには手術により腫瘍を切除するのが一般的です。
腫瘍切除後は、しばらく血糖値が高い状態が継続しますが、数週間くらいで通常の血糖値に戻るとされています。
尚、インスリノーマは稀に悪性の場合があるので、低い血糖値の状態が継続したら、放っておかずに病院で診断するのが安全です。